ベルリン幼稚園

ベルリンでの日常と子育て

金銭教育

買い物に行くたびにあれこれ欲しがるAちゃん。ジュースだとか、ヘアアクセサリーとか・・・。今までは、私の気分で買ったり買わなかったりしていたので、何かきちっとした基準を作りたいと思っていました。

 

初めはなんでも「誕生日に買ってあげるよ」と言っていたのだけど、誕生日は年一回・・・。すべてをそこに押し付けるのは荷が重すぎる。

 

そんなおり、よく読んでいる知育ブログに金銭教育の本のことが書いてあったので、読んでみました。ざっとした内容は以下のブログが詳しいので、興味がある方は読んでみてください。

『お金は木にならない』|✨✨0歳からの知育と英語✨✨

お金は木にならない―親子で学ぶ、3歳からの金銭教育

お金は木にならない―親子で学ぶ、3歳からの金銭教育

 

 

 そこで決めたうちのルール。

1,Aちゃんのお仕事:①食事の後食器を食器洗い機に入れる ②テーブルを拭く。

これは、Aちゃんとなんのお仕事がしたいか話して決めました。

Aちゃんがヘヤゴムを欲しがった時に、「じゃあ、これからAちゃんがお仕事したらお金をもらえるようにしよう。なんのお仕事がいい?」と聞き、私が幾つか提案した中からこれを選びました。

 

2,終わったら1週間毎の「お手伝いカレンダー」にシールを貼る。

3,サボらずできたら1週間で2ユーロもらえる。(サボったら貰えない)

4,何か欲しいものがあるときは、このお小遣いから使う。

 

って1人で決めて盛り上がっていた私ですが、Aからツッコミが入りました。

1,まだ数の概念がやっとわかってきたところなのに、お小遣いを上げるのは早すぎる。

2,「共同体なのだから、家の仕事は皆でやる」という概念を育てるほうが先。「仕事はお金をもらったらやる、貰わなかったらやらない」となってしまったら大変。

 

気持ちはわかるんだけど、私としては、Aちゃんが数や買い物に興味をもちだした今こそ、金銭教育を始めるいい機会だと思う。

 

2については、私も子供の時食器を洗うのをお手伝いとして割り当てられたけど、いやいややっていた思いでしかない・・・。よくそれで怒られたりしたのも嫌な思い出。つまり「皆で住んでいるんだから、仕事を分担して当然」という共同体の意識がぜんぜん育っていません。大人になってもそれで怒られたりしていたし・・・。なんでかなー、と考えると、結局その「仕事」が、親が自分で決めた「娘がやるべき仕事」であって、私の意見はそもそも全然聞かれてないところにある気が。話し合いって大事だよね・・。

 

「自分の仕事」と決めたタスクをこなしたから、家庭内のお金をつかう権利=お小遣いをもらえるという流れは、結構健全だと思うのですが。

 

まあ、もう少し夫婦間の話し合いが必要です。