ベルリン幼稚園

ベルリンでの日常と子育て

花見(八重桜)

やっとやっと春らしくなったベルリン、毎年恒例の花見に行ってきました。
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Teltow近くのmauerwegにて。

その前の週は花見祭りに。日本人でベルリンでお店をやっている人がたくさん出店してて、たこ焼き、お弁当、日本のパン屋さん、コロッケ屋、、などがあって、とても美味しかった。

こういう日本をテーマにしたところに行くと、必ずコスプレ集団がいます。
これは別のところだけど、こんな感じ。
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通信講座

Aちゃんの日本語学習のために、しまじろうと、福音館書店こどものとも・年中版をとっています。しまじろうは海外購読をすると高いので、日本の親に毎月送ってるんだけど、こどものともは送料格安、一年購読料(送料込み)で6600円で送ってくれるので、とってもお得。

 福音館書店 | 海外発送案内

 

絵も毎月違う作家が書いているので、いろんな作風が楽しめるし、しまじろうのアニメ絵+プラスティックおもちゃ+商業主義が大変嫌いな夫にも好評。Aちゃんはだんぜんしまじろうのファンだけど、絵本もそれなりに楽しんでいます。

 

しまじろうは4月からひらがな学習がはじまりました。「ひらりん」というひらがな学習タブレットが来てAちゃんは早速ひらがな学習に夢中。しまじろうを与えておくだけで勝手に勉強してくれるので、夫には悪いけどやっぱりやめられないわ―。

 

 

 

ボードゲーム

3歳を過ぎたあたりからAちゃんがボードゲームをできるようになってきたので、いくつかそろえました。ボードゲームは遊びながら社会性や思考力を身につけるのに最適らしいので、色々物色していきたいと思っています。

 

今一番好きなのはこれ。

Clown

 

Ravensburger クラウン

Ravensburger クラウン

 

サイコロを振って、8パーツを集めながら、自分のピエロを作る、という単純なゲームですが、結果は全くサイコロ任せなので、大人が別に手加減しなくても子供が勝つこともあるし、数の大きさを視覚的に学ぶことができるし、できるピエロが毎回違って面白いし、、と小さい子にはかなりおすすめ。

 

何回かやるうちに、Aちゃんは自然と数が認識できるようになってきました。はじめのうちは1や2の低い数を出すと泣き出す事もあったけど、「ゲームは泣いたらおもしろくない」というのを学んでくれたみたいで、不本意な数でも気分を取り直すことができるように。

 

あとはメモリーも好き。初めは全くあてずっぽうだったけど、だんだん私より覚えているようになってきた・・・。そのうち本気でやっても勝てなくなるんだろうな。

ベルリンから引っ越し??

ベルリンから引っ越しする、、って話が微妙に出ています。

 

旦那が転職活動中で、今第一希望のところに決まると、フランクフルト近郊の小都市に引っ越し決定・・・。

 

考えれば考える程嫌で、こんなに私はベルリンが好きだったのか―!とベルリン愛を再確認しているところです。

 

ベルリン、来た当時は町並みも綺麗じゃないし(戦争で全部壊れている)、なんだかゴミが一杯落ちてて汚らしいし、パンクが道端に座っているし・・・、全体的に貧乏くさいし・・・、って感じであんまりいい印象が無かったのだけど、これが噛めば噛むほどおいしくなるスルメのような街で、どんどんどんどん好きになりました。

 

なにが好きって理由は色々あるけど、一番はいろんなタイプの人がごった混ぜになっているところ。人種もそうだし、職業も、勤め人もいればアーティストもミュージシャンもパンクも無職もいて、そんな人達に主に子供を通じて関わりあううちに、自分の中の人生に対する見方が随分奥深くなったように思う。

 

例えば、日本にいる時にはアーティストやミュージシャンとしてきちんと生計をたてて家庭を築いているような人にあったことがあまりなかったので、なんとなく「子供がそっちに行きたいと言ったらどうしよう・・・」なんて思っていた。でもこちらに来て若い時からそれ一本でやってきて、贅沢はできないにしろしっかり家庭と人生をきずいていっている人たちを見て、ああ、人生、ちゃんと学校で勉強して、いい大学に行って、就職して、って道を歩かなくても全然大丈夫なんだ、子供が例えば音楽をやりたいって言った時に、反対するってのは意味無いことなんだなあ、、、っていうのがほんとにストンと腑に落ちた気がする。

 

児童館や幼稚園でも、腰まであるドレッドヘアやタトゥーたっぷり、パンクファッション、、、の人がいて、初めはビビったりしていたものの、話してみるとすごくきちんとした優しい人だったり。人を外見で判断することのアホらしさ、っていうのもここにいるととても実感できる。

 

Aちゃんの行っている幼稚園でも、両親の国籍がほんと様々(17人のうち、露独ハーフ1,中独1,日独2,アラブ系2人、ブラジル独1、ポーランド独1,と8人が純ドイツ人でない)なので、子どもたちがごく自然に、世界には様々な言葉があって、いろんな肌の色の人がいて、それはそしてまったく普通なことなんだ、というのを学んでいるところが素晴らしい。

 

チェーン店でないおもしろいカフェやレストラン、お店もたくさんあります。世界中の色んな物が安くおいしく食べられるし、日本食にも全く困らない。ラーメン屋も3件もあるし、フランス人がやっている美味しいケーキ屋さんもある・・・。

 

大都市だけど、緑にあふれていて、ちょっと出ればカヌーもできるし、別荘もあるし・・・。

 

5年住んで、友だちもたくさん出来たし・・・。

 

一つだけ嫌なのは、日本企業がないので、私の仕事が見つからないことだけだけど、引っ越したってみつかるかもわかんないしねー。。

 

というわけで、夫の転職活動をぜんぜん心から応援できない・・・。今の仕事の状況がかなり辛いみたいだし、決まったら夫にとってはとても喜ばしいことなのだけど・・・。うーん。。。

バイリンガルの頭の中

Aちゃんは今のところ、ドイツ語と日本語両方を同時に学びながら、バイリンガルとして育っています。

 

ドイツ語の単語=日本語の単語が成り立つと思っているらしく、面白いい間違えがたまにある。

 

ドイツ語でお絵かきなどをするぺらぺらの一枚の「紙」はein Blatt (Papier)というのだけれど、これは例えばEin Blattで、木の葉っぱのことも指します。つまり、ペラペラした何か、はいつもEin Blattになるのだけれど、この関連で、日本語で「紙」が欲しいという時に「はっぱ」がほしい、という。

 

また日本語では何か「他の」ものがほしい、というのと、なにか「違う」ものがほしいというのは同じ意味なので、ドイツ語でも他のものがほしい時に「Was Falsches (間違っている物)」が欲しいと言ってしまう。ドイツ語だと、「他の」ものは「Was Anderes」なので、これでは通じません。・・・(なんだか日本語は「違う」というのが、「間違っている」と同義語なのに、文化を感じたりして・・・)。






 

 

 

 

幼稚園のプロジェクト:恐竜

Aちゃんの通う幼稚園では、レッジオ・エミリア風の、プロジェクトベースの保育をしていて、2-3ヶ月掛けて一つのテーマに基づいていろんなことをします。

参考:

今話題!レッジョ・エミリア・アプローチの"個"を活かす幼児教育法 | 保育のお仕事レポート

 

1月から4月までのプロジェクトは「恐竜」でした。

その過程が随時壁に張り出されていって、親が一目で子供が今何をしているのかわかるようになっています。

 

テーマも、幾つか出たアイディアの中から、子どもたちの多数決で決めるみたい。

 

下の写真では、子どもたちが「恐竜について何をしっている?」と聞かれて話したことを、先生が書き出している。子供の言ったままを書いているので、言葉の発達がよく分かる。Aちゃんは、「鋭い歯がある。もういない」とだけ言っていた。おんなじ歳の子でも、「白亜紀」に生きていたんだ、なんて言ってる子もいてびっくり!

 

化石を掘り出してみたり・・・、

陶芸教室にいって「恐竜」を作ってきたり、

恐竜の工作をしたり、、、

 

 

博物館に「本物」をみにいったり。

いつもとても盛り沢山で、Aちゃんはいろんなことを学んでいるなあ、と実感しています。こんなに色々プログラムを考えて、いつも労力を惜しまない保母さんに深く感謝。普通のベルリン市立の幼稚園で、特に高いわけでもないのに、このクオリティー。他の人に聞いても、こんなに色々してくれるところはあまりないみたいなので、ここの幼稚園、というかこのクラスの保母さんにあたって本当にラッキーでした。

 

教育は本当に人によるね・・・。小学校に入ってもいい先生に当たるといいんだけど。ドイツはクラス替えがないみたいなので、一年生であたった先生が、六年生まで持ち上がり!変な人にあたっちゃったら本当に大変・・・。

Aちゃんの自転車購入

同じ幼稚園の子が何人かもう乗っているので、この間から自転車を欲しがっていたAちゃん。そろそろ暖かくなるし、いい時期かと思ってベルリン一大きな自転車屋さん、Stadlerに買いに行きました。

 

初めは「まだちょっと小さくて無理かな・・・」という感じだったのが、パパに押されてお店の中で練習する間に、どんどん上手くなる!

 

30分もしたら安定した感じになって来たので、購入決定。Aちゃんのたっての希望により、どピンク。

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外で乗って、少しもしないうちに一人で乗れるようになりました。ストライダーに一年乗ってた甲斐があって、バランスやハンドル回しはもうばっちりだったみたい。あとはブレーキとこぎ出しができれば完璧。


私は小さいとき補助輪なしで乗れるまで結構練習した覚えがあるので、こんなに早くできたのにびっくり。ストライダーって偉大な発明だ。


結構早いので、親は後ろから駆け足でついていく感じです。いい運動になるかな。


しかし、ピンクの自転車を買うにあたり、パパが結構な抵抗をしてきました。もともと女子コーナーに溢れるピンクに対して、「性的役割の幼児期からの刷り込みだ」という意見のパパ。私もそこは同意見なんだけど、本人が「ピンクがいい」というのを否定する必要はないと思ってる。女の子が女の子らしいものを好きなことは、別にネガティブなことじゃないよね。なんか旦那の意見には「女の子だけどボーイッシュなものが好き」って方が良いと思ってる傾向がある。性的役割にとらわれない子育て、を目指すあまり子供の好きなものを否定するような方向にいくのは違うだろう。。